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国家試験 / Exam Report

第40回管理栄養士国家試験
結果と本学の取り組みについて

2026年5月(2026年度更新)食物栄養学科

今年度の結果を、正直にお伝えします

大学のホームページには、良い数字だけを載せているところも少なくありません。でも私たちは、今年度の結果をそのままお伝えすることが、皆さんへの誠実さだと考えています。

72.7%
本学 第40回合格率
79.4%
全国平均(第40回)
83.9%
本学 前2回平均
(第38・39回)

前2回(第38・39回)は83.9%で全国平均を上回っていました。今回はその水準を下回る結果となり、学科として真剣に受け止めています。

以下では、この結果の背景・原因・これからの取り組みを順にご説明します。

管理栄養士国家試験は、今、大きく変わっています

言い訳ではなく、背景としてお伝えします。

47.6%第40回(2026年)の全体合格率。4年連続で低下しています。

以前の試験は、「知識をどれだけ覚えているか」が中心でした。しかし近年は、「なぜそう考えるか」「その状況でどう判断するか」を問う問題が大きく増えています。

  • 最新の国の政策や健康ガイドラインを読んで答える問題
  • グラフや表のデータを見て、自分で計算・読み取る問題
  • 「この状況で管理栄養士として何をすべきか」という判断力を問う問題

この変化に対応できた大学とそうでない大学で、今回は差が出ました。本学もその影響を受けています。この変化に正面から向き合うことが、私たちの出発点です。

なぜ、今回の結果になったか

学内で分析した3点をお伝えします。

試験の変化への対応が遅れた

これまでの対策は過去問中心で、毎年変わる国の政策・ガイドラインへの対応が十分でなかった。

グラフや数字を読む練習が不足していた

データを見て、計算して、「これは何を意味するのか」まで考える練習が足りなかった。

科目をつなげて考える力の育成

試験の後半30問は、複数の科目の知識を組み合わせて解く問題。各科目が連携した学びが必要で、ここに課題があった。

私たちが取り組むこと

「全員合格」を、第41回(令和9年度)に向けたスローガンとして掲げます。
2026年度 新設

先生たち全員で国家試験を分析し、
授業に生かすチームをつくりました

昨年度の結果を受け、2026年度から「国試戦略ワークグループ」を学科内に設置しました。教員全員が集まって試験の傾向を読み解き、「どう授業に生かすか」を継続的に議論する場です。対策講座の改善だけでなく、1年生の授業から国試につながる学びを設計することが、このチームの役割です。

📊傾向を読む毎年の試験データを全教員で分析し、出題の変化をいち早く授業に反映する
🔗先生同士でつながる科目の担当者どうしが情報を共有し、授業と国試対策がバラバラにならないようにする
🌱1年生から積み上げる「4年生になって急いで対策を始める」ではなく、入学直後から国試につながるよう学びを設計する
取り組み 01

国試対策の仕組みを作り直します

  • 毎年変わる国の政策・ガイドラインを常にチェックし、対策に反映する
  • 過去問だけでなく、教員が作るオリジナルの予測問題も対策講座に取り入れる
取り組み 02

データを読んで考える練習を増やします

  • グラフや統計を使った読み取り・計算の演習を授業に組み込む
  • 「答えを出して終わり」ではなく、「それが何を意味するか」まで考える習慣をつける
取り組み 03

科目をつなげて考える力を育てます

  • 実際の場面を想定して複数の知識を組み合わせて解くグループ学習を導入
  • 「一番適切な答えはどれか」を議論しながら考える授業を実施
取り組み 04

一人ひとりに合わせたサポートを続けます

  • 模擬試験の結果を「合計点」だけでなく、得意・苦手を分野別に詳しく分析
  • ゼミ担任が一人ひとりの弱点に合わせた学習計画を一緒に立てる

学生は、こうやって成長しています

国家試験は確かに難しい。でも、合格した先輩たちの多くは、入学時から得意だったわけではありません。

苦手科目の克服

生化学がどうしても苦手だった学生が、担任との面談を重ね、勉強の順番を変えたことで模擬試験の点数が大きく伸びた。

実習での気づき

病院実習で患者さんと向き合うなかで「絶対に合格しなければ」という気持ちが芽生えた、という学生は少なくありません。

仲間と一緒に

ゼミ仲間と問題を出し合い、教え合うことで、自分一人では気づかなかった理解の穴を埋めていく。それが本学のスタイルです。

本学で管理栄養士をめざす皆さんへ

今年度の合格率は、本学の現状を正直にお伝えするために公開しています。

管理栄養士の国家試験は難しくなっています。でも、それは全国共通の変化です。この変化にきちんと対応できている大学では、今も高い合格率を維持しています。私たちは、その差を埋めるために教員全員で本気で動き始めています。

2026年度から始まったワークグループの取り組みは、これから入学する皆さんの授業にも直接つながっています。入学した1年生のころから、国試に向けた学びが始まる。それが本学の新しいスタートラインです。

本学の強みは変わりません。

  • 管理栄養士+第一種衛生管理者のダブルライセンスが取得できる、全国でも希少なカリキュラム
  • 病院・学校・地域での豊富な実習
  • 担任制とゼミ担任による、二重のサポート体制

国家試験の合格率は、必ず回復させます。その道のりを、皆さんと一緒に歩んでいきます。

更新情報・お問い合わせ

ワークグループの活動状況や取り組みの進捗を、このページで随時更新していきます。