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学生コラム / Student Column

真っ白な白衣は
「はたらく細胞」の白血球みたい?

2026年9月 食物栄養学科 学生ライター

実習先では、職員の方も他校の実習生もスクラブ姿。ところが、私たちだけは上下とも真っ白な白衣でした。

「はたらく細胞の白血球みたいだね」

そう声をかけられ、緊張していた学生たちにも少し笑顔が戻りました。

髪の毛一本まで確認する理由

厨房に入るときは、白衣の上に帽子やヘアネットを着けます。学生が苦戦したのは、耳の近くや襟足の髪が少しだけ出てしまうこと。自分では見えにくい場所も、鏡や仲間同士で確認しました。

食事を提供する現場では、小さな異物混入が大きな問題につながります。身だしなみの確認は見た目を整えるためではなく、食事の安全を守る作業です。

授業で繰り返してきたことも、現場で指摘されると、その理由がいっそう実感できました。

実習前は、一人で行くのが不安だった

座談会では、一人で実習へ行った学生と、二人で行った学生の両方から話を聞きました。

一人の学生は、始まる前はとても不安だったものの、「実習中は、自分で考えてすぐ動けるので一人でよかった」と振り返ります。

一方、二人で参加した学生は、その日の作業について相談し合えたことが心強かったそうです。分からなかったところや、やりにくかった作業を言葉にして確かめ合うことで、不安を翌日に残さずにすみました。

どちらの形にも、それぞれの学びがありました。

質問するほど、現場が教科書になる

ある実習先では、指導担当の方が業務中もそばにいて、学生の質問へ一つずつ答えてくれました。

看護師さんの仕事を見学したときにも、学校で習ったことと初めて見ることを分けて尋ねると、実際の利用者さんへの支援に沿って説明してもらえたそうです。

実習先の方からは、「たくさん質問してくれるから教えやすい」と声をかけてもらいました。

質問は、知らないことを見せる行為ではありません。自分がどこまで分かり、何を確かめたいのかを伝える力です。

真っ白な白衣で始まった実習は、少しずつ自分から動ける実習へ変わっていきました。

編集後記

白血球のような真っ白な白衣は目立ちましたが、最後には「実習生」ではなく、一緒に働く一人として声をかけてもらえたことがうれしかったです。

白衣に付いたのは汚れではなく、現場で覚えたことと、少しの自信でした。